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今月のプロフェッショナル

2011年8月 1日
  • Vol.51
    株式会社ナラハラニットカット・アンド・ソー(メンズ・レディース・子供)
  • ひとりひとりの夢を共有できる組織で商品づくり!

柔軟な生産体制

同社は、昭和32年楢原メリヤス有限会社として初代社長が創業。当時は同業他社と同様に“肌着”をメインとして生産販売されていたが、昭和40年代に現在のコアアイテムである“子供・ベビー向けカットソー”に特化された経緯をもつ。その後、業績の飛躍的な伸長に伴い「秋田工場」、「静岡工場(別法人子会社)」と順調に生産工場を拡大し、平成7年に現在の社名及び組織に改編されている。近年は、国内生産だけに留まらず「中国工場」も生産拠点として稼働し、会社として年間約30万枚を生産しており、名だたる有名ブランド・アパレル・商社等からの機能素材・特殊加工といった様々な要望に対して、柔軟かつ堅実に対応されている。

“人材育成”に注力

同社の基本理念は、客観的な表現として“ホスピタリティーに富んでいる”といえる。扱い品目が子供・ベビーウェアだけに、当然ながら、未来ある子供たちを愛情で包みこむ大事なモノづくりを第一優先にしており、次に社内人材育成に注力している。それぞれの社員がもつ“夢と情熱”を尊重しながら、社内で共有していくことによってお互いを高め合い、組織としての質の向上・強固なチームワーク等を構築されている。こうした風通しの良い企業文化が定着していることが、同社の長年に亘る「信頼のおけるモノづくり」に帰結するものと高く評価する。
 現在、東京本社には約20名、秋田工場には約30名の従業員が在籍しており、その全てが日本人という。生産現場においては、若い縫製技術者の養成を強化推進し、東京本社においては、企画デザイナー・パンタンナー等の人材育成に努めており、前述の基本理念が浸透していることを総合的に鑑みれば、メード・イン・ジャパンとしての技術・感性・文化等が次世代へ継承される環境が整っているといえる。

堅実な事業展開

今後の方向性についてお聞きしたところ、現在の事業は「OEM」を主体として展開しているが、近い将来においては、「自社オリジナルブランド」を立ち上げ、新規販路を目指しBtoB・BtoCへとチャレンジしていきたい旨を語られた。自社ブランド立ち上げについては、本来であれば、今春に実行する運びであったものの、今般の大震災による影響等を総合的に評価した結果、見送ることに決定したそうである。震災後の買い控え・消費低迷等の懸念材料は払拭されておらず、タイミング・市場等を見極めて、改めて戦略を練り直してからの再挑戦となりそうである。
 同社の企画スタンスは、社員ひとり一人がアンテナを高く張り、大局的な視点に立ち、生きた情報を持ち寄り、そこから独自にクリエイトしていくというチームMDである。この鮮度ある企画と長年培ってきた「妥協しないモノづくり・こだわり」をプラスした完成品は、ある意味、同社の特長・強みとして国際競争力にも繋がるものと推察でき、今後シュリンクしていく国内市場だけでなく、海外市場へと進出発展されることに期待したい。

株式会社ナラハラニット
(事業内容:カット・アンド・ソー(メンズ・レディース・子供))
東京都江東区森下2-27-7
電話番号:03-3631-2794
FAX番号:03-3635-4152
お問い合せ:narahara@narahara-knit.co.jp





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