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今月のプロフェッショナル

2011年8月 1日
  • Vol.52
    稲垣繊維工業有限会社カット・アンド・ソー(メンズ・レディース)
  • 忠実かつ柔軟なモノづくり

円滑なチームワーク

同社は、戦前の昭和6年に肌着メーカーとして創業され、昭和43年頃に現在の主力アイテムである「カットソー」に扱い品目を転換された歴史ある企業である。
現在は、本社及び工場(本社より徒歩1分)の2ヶ所において、“ミセス”、“カジュアル”等にそれぞれが得意とする業務を分担しており、長年培ってきた“匠の技術・感性”を基に、各得意先様の信頼、期待に忠実かつ柔軟に応えている。それぞれの現場においては、本社では稲垣社長自らが、工場では稲垣専務が陣頭指揮を執り、その強力パートナーとしてご子息の稲垣正徳氏、秀隆氏がそれぞれ敏腕をふるって事業発展の一翼をともに担われている。

弛まぬ向上心

同社では、近年において特殊素材(異素材)との組み合わせ、切替え仕様の要望が数多く、その対応には苦慮しているという。しかし反面、そうしたデザイン物を受注することによって“自らの技術を磨く”という積極的で向上心ある発言もされており、魅力あるモノづくりの裏側には、隠された職人としての高い気質と弛まぬ研鑽努力が秘められているものと改めて認識を覚えた。
同社のこうしたモノづくりの基本理念・姿勢は各方面から高い評価を得ており、既存取引先からの支持は言うまでもなく、たまたま店頭にある納品商品を見たアパレル・小売店からの問い合わせも少なからず発生し、ビジネスマッチングに至っているという。今後も“メイド・イン・ジャパン”にこだわった東京産品として国内外に広く周知され、同社製品のユーザー拡大に期待を持ちたいと考える。

ものづくりDNAを引き継ぐ後継者

同社には、前述のとおりそれぞれ経験豊富な事業後継者が存在する。お互いご両親の背中、身近な仕事ぶりを幼少の頃より見て育った環境にあり、ご自身も青年期より現場経験を積んで来られた経緯をもつ。そうした環境からか、お互い親ゆずりの謙虚で真面目なDNAを受け継いでおり、信頼のおける好印象のお二方である。今では、大事な商談・生産管理等の中心的役割を任されており、取引先様からの多種多様な要望にも堅実に対応されている。
お二人に今後の取り組む方向、ビジョンについてお聞きしたところ、先ずは、既存取引先様との信頼関係、ビジネス構築に注力したいと答えられ、また、“何にでも対応する”という職人気質な考えを語られた。近代的な情報に浮かれず、同社の企業理念は一途に受け継がれるもの確信し、少なくなりつつあるニット製造業の後継者として、お二方のますますのご成長・飛躍に期待を込めたいと思う。

稲垣繊維工業有限会社
(事業内容:カット・アンド・ソー(メンズ・レディース))
東京都墨田区立川3-8-7
電話番号:03-3631-9578
FAX番号:03-3631-9504





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