国内ニット産業活性化へ「全国ニット青年協議会」令和7年度キックオフミーティングを開催
【Ver 1.和歌山・大阪地域】
去る8月25日(月)、和歌山市紀三井寺の「南コミュニティーセンター」において、令和7年度「全国ニット青年協議会[理事長;佐藤正樹(佐藤繊維㈱)、全青協代表幹事;加々村征(㈱ズーム]」キックオフミーティングを開催いたしました。
当日は、全体会議前に欧米を中心にグローバルビジネスを展開されている和歌山市三葛に本社を置く㈱エイガールズ様(代表取締役;山下智広)を訪問させていただき、新社屋のショールームならびにイベントスペースなど社内各所をご案内いただきました。同社の設備、空間ともに洗練されたデザイン・造りとなっており、海外バイヤーはじめ国内関係者も満足するものと感じました。
その後の全体会議では、和歌山ニット工業組合より青年部ほか16名、大阪ニットファッション工業協同組合より4名、日本ニット工連より3名の計23名が参加し、自己紹介ならびに各産地の取組みや、日本ニット工連 佐藤理事長より自社の現在に至る事業内容・経緯等を講話いただく等、とても有意義な交流会となりました。
また、その後の懇親会においても佐藤理事長、加々村代表幹事はじめ各人の意見交換が活発に行われ、今後、産地を越えた交流が徐々に進展していくものと期待をしています。
■和歌山ニット産地は、江戸時代の綿花栽培から足袋の製造、起毛加工(和歌山ネル)などを得意としてきた歴史を持ち、ニット産業としては、スイスの丸編み機5台導入を産業の嚆矢として地歩を固めて来られ、今年で116年の歴史がある国内最大の丸編みニット生地生産量を誇る産地となっています。
現在は、[和歌山ニットプロジェクト]として多くの若手メンバーが集い、米国や欧州でのプロモーションを継続展開させているほか、大阪万博では、未来につながるイベントとして[和歌山大莫小(わかやまだいばくしょう]と銘打ち、紡績メーカーのリサイクル素材やスパイバーの糸を活用したTシャツとフーディーを展示販売を実施したほか、大阪文化服装学院との産学連携事業や和歌山ものづくり文化祭といったイベントに参加するなど、数多くの事業を積極展開されています。
<参加者:和歌山ニット工業組合=理事長;山下智広(㈱エイガールズ)、青年部会長;>伊東康守(フジボウテキスタイル㈱)、副会長;田中大幹(豊染工㈱)、副会長;岡崎秀昭(㈱オカザキニット)、顧問;北畑隆章(阪和㈱)、風神昌哉(風神莫大小㈱)、幹事;南方貴博(阪和㈱)、幹事;辻雄策(丸和ニット㈱)、幹事;南方仁太郎(カネキチ工業㈱)、組合監事;南方敏伸(㈲紀南莫大小工場)、幹事:椋代啓(ミックテキスタイル㈱)、百閒谷浩平(カネマサ莫大小㈱)、幹事:島本絋伸(㈲島本化絨起毛工場)、井戸端佑磨(ニッテイド㈱)、事務局;玉置事務局長、阪本事務局長
大阪ニットファッション工業協同組合:立野正(立野㈱)、三木健(三恵メリヤス㈱)、尾崎正和(三恵メリヤス㈱)、事務局;矢野事務局長
日本ニット工連:佐藤理事長、加々村全青協代表幹事、事務局 前田
翌8月26日(火)には、午前中の限られた時間でしたが、吊編み生地で著名なカネキチ工業㈱様(代表取締役 南方仁太郎)を視察させていただき、現状の業況をお聞かせいただいた中で、とても驚いた内容もありましたが、当該内容は敢えて控えさせていただきます。次に、近隣の㈲紀南莫大小工場様(代表取締役 南方敏伸)にお伺いさせていただき、数十台規模の丸編み生産現場を視察させていただきました。同社においても、他社と差別化したオリジナルの強み・特長等を保持されており、とても勉強になりました。
改めまして、関係いただいた皆様、色々とご対応くださいまして誠にありがとうございました。















