令和7年度「全国ニット青年協議会」キックオフミーティングを各地で開催いたしました。
【Ver 2.福井・富山地域】
去る8月26日(火)、福井市の「繊協ビル604号室」において、令和7年度「全国ニット青年協議会[理事長;佐藤正樹(佐藤繊維㈱)、全青協代表幹事;加々村征(㈱ズーム]」キックオフミーティングを開催いたしました。
[幹事組合:福井県ニット工業組合 理事長 愛宕泰男(㈱アタゴ)]
当日は、福井県ニット工業組合ならびに富山県ニット工業組合より青年部メンバーに参集いただき、出席各人の自己紹介及び各産地青年部としての活動報告の他、ニット工連 佐藤理事長より自社の事業経緯等の講和をいただきました。同会では、共通課題である人材確保や価格転嫁及び染色工場の対応等についても情報交換が行われる等、活発な交流会となりました。
また、その後の懇親会はお互いを知る良い機会となり、今後も産地を越えた交流が深まっていくものと期待をしています。
ご案内のとおり、北陸3県(富山・石川・福井)はニットに係る「丸編」と「経編」の産地であり、特に「経編」に関しては国内最大の集積地として有名です。
「経編」は産業資材(自動車関連や建築、農業用ネットほか)をはじめ、衣料品としても外衣(メンズ、レディス)、ユニフォーム、水着などに活用されている他、メディカル関係(人工血管、心臓修復パッチ)にも応用されるなど、汎用性が広いことが特徴とされています。
一方で、これまで各地域の基幹産業として地元住民の雇用も堅調に推移していたものの、近年では若年者の雇用が思うように進まず、ひとつの共通課題となっています。
<参加者:福井県ニット工業組合=理事長;愛宕泰男(㈱アタゴ)、青年部会長:八田嘉之(八田経編㈱)、野坂健(福井経編興業㈱)、山本憲郎(冨士経編㈱)、三田村知紀(㈱アタゴ)、事務局長:賀田喜代美
富山県ニット工業組合:青年部会長 今井 宏(㈱今井機業場)
日本ニット工連:佐藤理事長、加々村全青協代表幹事、事務局 前田
翌8月27日(水)には、限られた時間でしたが、経編ニット生地を生産されている福井経編興業㈱様(取締役常務 野坂 健)を視察させていただきました。
同社は、産業資材(カーシート他)及びファッション関連用生地の生産のほか、メディカル関連として、産学連携による人工血管の生産ならびに心臓修復パッチの開発に成功し、既に実用化に貢献されているなど、同業種のトップランナーとして顕著な企業です。
またその後、㈱アタゴ様(代表取締役社長 笹岡千晶、会長 愛宕泰男、営業部部長 三田村知紀)を訪問、子会社・関係企業の紹介ならびに各工程について、丁寧な説明をいただきました。
両社いずれも、福井県を代表される名門企業で、とても勉強になりましたこと、改めまして厚く御礼申し上げます。
関係いただきました皆様、色々ご対応くださいまして誠にありがとうございました。





